遠く離れた場所からも祝福しました。 新型コロナウイルスで外出を控える人や仕事の都合などで式場に来られない人にも参列してもらおうと、高松市でオンラインを活用した結婚式が行われました。
ブライダル大手のノバレーゼは、全国32カ所の式場のWi-Fi環境を整備し、式場に来られない人のために動画を生配信するサービスを始めました。
高松市の式場では17日、このサービスを使った初めての結婚式が行われました。 新郎の黒田裕太さん(26)と新婦のさらさん(30)は。当初、7月に式を予定していましたが、新型コロナの感染者が多かったため、延期しました。
(記者リポート) 「披露宴中には、オンラインで参列している方との歓談の時間も設けられています」
この日は、東京や大阪の親族や友人など約20人が、画面越しに2人を祝福しました。
この式場では、今年2月下旬から式を延期するカップルが増え、4月から6月は1組も行われませんでした。 それでも、9月以降は例年の8割ほどまで戻ってきています。
(新郎新婦の2人はー) 「リモートにはなりましたが、皆さまに私たちの結婚式をご覧いただけたことは本当にうれしいことでございまして、また落ち着いたら直接お礼に行かせてもらおうと思いますので、その時によろしくお願いします。本日はどうもありがとうございました」
(新郎/黒田裕太さん) 「たくさんの方から祝福の言葉をいただきまして、率直にうれしい気持ち、感謝の気持ちが素直に感じ取れる幸せな時間を過ごせたことはありがたく思っております」
(新婦/さらさん) 「こういう状況なので欠席のゲストも結構いたんですけど、その中でもリモートという形で、画面越しですけど目を合わせて『おめでとう』と言ってもらえたことが本当にうれしかったです」
(アマンダンカルム/清水治登 ゼネラルマネージャー) 「結婚式当日にお祝いしていただける方が減らないように。来たかったゲストの皆さまもおめでとうが言える環境だったので、会場にいらっしゃるゲストの方だけでなく、オンライン上のゲストの方たちもとても笑顔で参列してくれたのでやってみて良かったなと思います」
こちらの式場では、このオンラインサービスを仕事の都合や入院中などで会場に来ることができない人にも活用してほしいとしています。