ハンセン病患者とされた男性が殺人事件の被告として死刑となった、いわゆる「菊池事件」についての講演会が、高松市で開かれました。
講演会には、約30人が集まりました。
「菊池事件」とは、ハンセン病患者とされた熊本県の男性が1952年に起きた殺人事件で逮捕・起訴され、隔離施設に設けられた「特別法廷」で無実を訴えながらも死刑となったものです。
男性が無実であること、また、事実上非公開の「特別法廷」での訴訟手続きは憲法違反だとして現在も再審請求の手続きがなされています。
29日は、弁護団員の一人である大槻倫子弁護士が講演を行いました。
(菊池事件再審請求弁護団/大槻倫子 弁護士)
「法律家の責任、司法界の責任として絶対に再審開始を勝ち取らなければいけない」
その後、菊池事件をテーマにした映画も上映されました。