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男子高校生が発見、雄と雌が混在した「ヤママユ」 倉敷市立自然史博物館で標本展示 岡山

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 左右で色や形が異なる珍しい蛾(ガ)を岡山県倉敷市の男子高校生が捕獲し、昆虫の専門雑誌にも掲載されました。

 明るい黄色と濃い茶色の羽。大きな触覚と細い触覚。左右で色や形が異なる、不思議な見た目をしています。

 見つけたのは倉敷青陵高校1年の山田洋平さんです。

 山田さんは2019年9月、赤磐市で生き物を採集中、この蛾を捕獲し倉敷市立自然史博物館に持ち込みました。

(倉敷青陵高校/山田洋平さん)
「違和感が強すぎて本当にこれが現実か不思議に思い、1週間ぐらいは夢見心地の感じで不思議な感覚に包まれていた」

 捕獲したのは、ヤママユガ科の「ヤママユ」で、雄と雌が混在した「雌雄型」と呼ばれる個体です。

 雌雄型は突然変異によるもので、10万匹~20万匹に1匹とも言われています。

 山田さんは捕獲記録を昆虫の専門雑誌「月間むし」に投稿し、12月、掲載されました。

(倉敷市立自然史博物館/奥島雄一 学芸員)
「仕事で昆虫に携わっていても、一生のうちにそう何回も見ることができないほどの価値のある標本」

 倉敷市立自然史博物館で2021年1月11日まで、このヤママユの標本を展示しています。

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