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新型コロナ禍を「帳消し」に…小豆島から元気発信『チョーケシのうた』 香川

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 島から元気を発信します。香川県小豆島の観光施設などで島民が歌って踊るプロモーション動画が完成しました。その名も「チョーケシのうた」。嫌なことを「帳消し」にする妖怪に、新型コロナ禍の収束を願います。

♪チョーケシのうた
「大事な日なのに寝過ごした(チョーケシ×4)」

 ギターに乗せた軽快な楽曲。動画は、土庄町でアート事業などを行う「MeiPAM」と、島の広告会社「パオ・フィール」が制作したもので、二十四の瞳映画村やお猿の国など小豆島の観光施設約20カ所が登場し、島民55人が出演しています。

 曲を作ったのはMeiPAMの代表、佐藤秀司さんです。

(MeiPAM 代表/佐藤秀司さん)
「小豆島の雰囲気も暗くなってきてるので、少しでも皆さんに元気になってもらおうということと、小豆島のいい景色、皆さんの笑顔を全国、世界の人たちに届けたいという気持ちがありまして」

 曲のもとになった「チョーケシ」というのは、MeiPAMが運営する「妖怪美術館」のアート作品です。

 消し去りたい過去や自分の嫌な癖などを絵馬に書いてまつると、中の妖怪が「帳消し」にしてくれます。
 (今はコロナ禍のため妖怪アマビエの懸垂幕が掲げられています)

(記者リポート)
「私は、〆切ぎりぎりにならないとエンジンがかからない自分とおさらばしたい!ということで、絵馬をまつって…こちらのチョーケシ棒を突き上げます!チョーケシ!チョーケシ!」

 このチョーケシが「歌」になったのは2020年11月に起きたある出来事がきっかけでした。

(動画)
「買ったばかりのドローンがドロンした(チョーケシ×4)」 

 小豆島町にある宿泊施設、国民宿舎小豆島のツイッター担当スタッフ、いわゆる「中の人」の、買ったばかりの小型無人機ドローンが撮影中、行方不明に…。

 絵馬に書いてチョーケシにまつり佐藤さんが「チョーケシダンス」をする動画を投稿したところ、なんとそのわずか30分後、ツイートを見た観光客がドローンを発見してくれたのです。

(国民宿舎小豆島/濱中英比呂 総支配人)
「ドロンしたドローンがチョーケシ踊りによって帳消しになったという、奇跡が起きたんです」

 観光の島である小豆島。新型コロナ感染拡大の影響は大きく、国民宿舎小豆島でも2020年4月から12月の宿泊者数は前の年と比べ約7割減。

 そんな中、スタッフ一同、「チョーケシのうた」に勇気づけられたそうです。

(国民宿舎小豆島/濱中英比呂 総支配人)
「小豆島を何とか盛り上げようと小豆島に来たいと思ってくれてる人は必ず多くいるはずだと、それをチョーケシダンスで表してくれて厳しいんですけど、光がこの小豆島に見えてるなと」

 動画の最後には、島外の人へのメッセージが…

(MeiPAM 代表/佐藤秀司さん)
「コロナが収束したあとに、ぜひ皆さん小豆島に来ていただいてお会いして、楽しんでいただきたいと思ってます」

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