離島での通信障害を復旧させるための訓練を岡山・香川の海上保安部と通信会社が合同で行いました。
坂出市の与島での訓練には、坂出海上保安署やNTT西日本の職員ら合わせて約100人が参加しました。訓練は、南海トラフ地震によって瀬戸内海の離島の通信が途絶えたという想定です。
まず、海上保安部とNTT西日本の職員らが巡視艇から通信機器を下ろしました。その後、衛星通信を受信するためのアンテナを組み立て、問題なく動作するかをチェック。
固定電話で高松市内に電話をかけ、衛星通信が機能しているのを確認しました。
このほか、職員らは坂出と水島の両方から運ばれてきた部品を組み合わせ、携帯電話用の移動無線基地局を完成させていました。
(坂出海上保安署/柳父誠 次長)
「限られた人員・資機材しか搬送できないので、いかに効率よく搬送するかが課題」
(NTT西日本 香川支店/木田愛希子 支店長)
「今回初めて海を越えて岡山側との合同訓練。両方から(物資の)カバーができて非常に有意義だった」