香川県が解体に向け入札手続きに入っている旧県立体育館について、国際的な学術団体が解体の見直しを求める要望書を池田知事らに25日に提出します。
要望書を提出するのは、世界の近代建築の記録・保存活動を行う団体「DOCOMOMO(ドコモモ)」です。香川県の池田知事、淀谷教育長、谷久香川県議会議長に対し、解体の見直しを求めています。
ドコモモは2014年9月、旧県立体育館の閉館日に現地を視察し、「世界に誇れる宝」だと、保存を強く推奨していました。
要望書では解体費用の約10億円が不要になるメリットも評価し、「解体を一旦延期し、真摯な民間の提案をいま一度検証するようお願いする」としています。