香川県にゆかりのある書の作品を集めた展覧会が、高松市の美術館で開かれています。
高松市塩江美術館で開かれている企画展「ゆったりしま書」です。
書は堅苦しく難しいという印象もありますが、墨の濃淡や文字の大小を絵画のように楽しんだり知っている文字を組み合わせて、自分なりのストーリーを作るなどしてゆったり鑑賞してもらいたいと企画しました。
香川県出身の漢学者・藤澤南岳の三行書は、最後まで力の入った筆使いに圧倒される作品です。
高松市塩江町出身の書道家・竹下孟子(たけした・もとこ)さんの仮名書は、伸びやかな線が見る人に心地良さを与えます。
(来館者は―)
「あまりゆっくりと見る機会はないので貴重な機会だなと思って」
「間近で肉筆が見られて、迫力あるなと思いながら楽しんでました」
企画展「ゆったりしま書」は塩江美術館で、3月28日まで開かれています。