市民の交流やまちづくりの新たな拠点です。新しい丸亀市役所と市民交流活動センターが22日にオープンしました。
丸亀市役所の新庁舎は旧庁舎の東側の丸亀市民会館があった場所に建てられました。
地上5階地下1階建てで、館内は香川県産の杉の木や石が使われている他、県内の公共施設としては初めて地中熱を利用したシステムを採用していて、環境にも配慮しています。
また、震度6強の地震にも耐えて揺れを軽減する免震構造になっていて、避難や地震後の業務を速やかに行うことができます。
丸亀市役所の隣には市民交流活動センター「マルタス」がオープンしました。市役所と合わせた建設事業費は約82億円です。
(荻津尚輝リポート)
「マルタス1階ではカフェで飲み物を買ったり、本がたくさんあるので好きな本を手に取って読んだりできます。また館内は木目調になっていて、ゆったりとした時間を過ごすことができます」
(利用した人は―)
「席も離れているし本もたくさんあるからゆっくり過ごせるかなって思います。ベビーカーとか持っていっても」
「楽しみでしたすごく。絵本がたくさんあるというのをうわさで聞いていたので。(絵本が)思っていた以上にたくさんあったしすごく見やすくて、表紙が全部こっち向いていて、すごい感動しました」
マルタスはツタヤなどを手がける民間企業「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」が指定管理者として運営します。
マルタスにはさまざまなジャンルの本が約7000冊所蔵されている他、ボランティアなどの市民活動のための相談窓口が設けられています。
2階には、園児や児童が絵本を読んだり自由に遊んだりできるキッズスペースやWi-Fiを備えた学習スペースがあります。
マルタスは年中無休で、開館時間は午前9時から午後9時半まで、生け花やヨガなどの教室やさまざまなイベントが開かれます。
(丸亀市市民交流活動センター マルタス/佐藤光 センター長)
「市民活動とかイベントをご覧いただいた市民の皆様がちょっと何か私にも趣味を生かしてできるかも、ですとか、社会貢献活動をちょっとやってみたいなとか。そういう機会をマルタスから生み出していき、地域に活動する方々を増やしていくっていう場所をマルタスは目指そうと思っております」