任期満了には伴う岡山・備前市長選挙は4月11日投開票です。現職、新人、前職の3人の争いになっています。
備前市長選に立候補しているのは届け出順にいずれも無所属で、現職の田原隆雄さん(76)、新人の木村正義さん(77)、前職の吉村武司さん(74)です。
(無所属・現/田原隆雄さん[76])
「正常に進みかけた備前市政を継続させるのか、4年前にまた逆戻りするのか、それを選ぶ選挙」
田原さんは2017年の備前市長選で初当選。再選を目指しています。
(無所属・新/木村正義さん[77])
「足踏みばかりするこの備前市政を、皆さまとともに大きくここで変えなければなりません」
1980年から備前市議を4期務めた木村さんは、初当選を目指します。
(無所属・前/吉村武司さん[74])
「備前市は東備の中核都市として、これ以上の衰退・減少が許されるわけではありません」
前市長の吉村さんは、今回の選挙で返り咲きを狙います。
(無所属・現/田原隆雄さん[76])
「地道にこつこつした町づくりを、これからも皆さんと一緒に作っていきたい。市民主役の町づくりをみんなで一緒に作ろうではありませんか、皆さん」
田原さんは「旧大型商業施設・アルファビゼンの跡地に多目的施設と広場を整備して、市中心部ににぎわいを取り戻す。旧閑谷学校や備前焼など地域の資源を活用しながら、まちの活性化を図りたい」としています。
(無所属・新/木村正義さん[77])
「地元の産業・工業ともに復活を果たすわけでございます。資源を目いっぱい生かして長きにわたる空白を何としてでも逆転しなければならない」
木村さんは「片上湾の一部を埋め立てて企業を誘致し、若い人の働く場を確保したい」と訴えています。また、海や山の恵まれた食材をアピールし、インバウンド消費を拡大したいとしています。
(無所属・前/吉村武司さん[74])
「備前市の抱える問題は減少に進むかここで歯止めをかけるか。市長を4年経験した者として即実践力があります」
吉村さんは、前に市長を務めた4年間に保育料無償化など子育て環境の整備や、人口減少対策に取り組んだと訴えています。市政に戻り、高齢者がスポーツを楽しめる施設を作りたいとしています。
現職、新人、前職の3人の争いとなった備前市長選は4月11日に投票が行われ、即日開票されます。