香川県で新たに18人が新型コロナウイルスに感染していることが21日、発表されました。
香川県と高松市の発表によりますと感染が確認されたのは10代から70代の男女で、高松市で10人、観音寺市とまんのう町でそれぞれ2人、丸亀市、三木町、直島町でそれぞれ1人と高知県在住の1人です。中等症が5人いて、ほかは軽症または無症状です。
このうち高松市の40代の男女2人は、20日に市がクラスターという認識を示した市内の飲食店「ニコバー香川高松店」の客です。
高松市によるとこの店では、従業員のマスク着用など、感染防止対策が適切に取られていなかったほか、県が要請していた営業時間の短縮にも応じていなかったということです。
この店での感染者は合わせて7人となりました。
県によると、このほか観音寺市の会社員など6人が感染する別のクラスターも発生しているということです。
一方、香川県は20日に発表した感染者のうちの1人が「偽陽性」だったと発表しました。
この患者は20日の検査で陽性が確認されましたが、その後の2回の検査で陰性となったため、県が感染症発生届けを取り下げました。発表後の発生取り下げは香川県では初めてです。
香川県の新型コロナ感染者は累計で1101人となりました。