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〈新型コロナ〉岡山・笠岡市の高齢者施設 ワクチン138回分廃棄へ 設備点検による停電で温度管理を誤る

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 岡山県で高齢者向けのワクチン接種が進む中、笠岡市の高齢者施設で保管していた新型コロナワクチン138回分が使用できなくなったことが分かりました。

(笠岡市/小林嘉文 市長)
「この度のワクチン廃棄事案については市内各施設に共有を行い、保管管理の強化をお願いしてまいります」

 ワクチン管理の指導責任がある笠岡市によりますと、使用できなくなったのは138回分のファイザー製の新型コロナワクチンで、市内の高齢者施設の冷凍庫と冷蔵庫で保管していました。この施設では5月30日の昼ごろ、設備点検のため1時間ほど施設を停電させましたが、その際に冷蔵庫と冷凍庫も停止したということです。

 停電の影響で冷蔵庫のワクチンは使用できなくなり、冷凍庫のワクチンは解凍された状態から再び凍結したため使用できなくなりました。市はこの施設に対し詳しい状況の報告を求めています。

 5月31日の会見で笠岡市の小林市長は、廃棄する138回分のワクチンは県と協議しながら確保を目指すと話しました。

 また岡山市でも5月、集団接種会場でワクチンの温度管理を誤り5回分を廃棄したことが分かりました。岡山市は「健康被害が無かった」ことを理由に発表していませんでした。

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