桜の名所として知られる香川県三豊市の紫雲出山の景観を守ろうと、アジサイのドライフラワーを活用した募金活動が行われています。
三豊市の紫雲出山は、例年約4万人が桜を見に訪れる観光スポットです。三豊市観光交流局は桜の保全活動を進めるため、募金を呼び掛けています。
紫雲出山の桜は樹齢が70年近い木も多く、台風や病気の影響で年々木が減っていて、今はピーク時の半分ほどの約500本になっています。今年8月の台風9号の風で10本以上の木が折れたということです。
三豊市観光交流局は、募金を更に呼び掛けるために2020年からアジサイのドライフラワーを販売し、売り上げの一部を募金に充てます。2019年度の募金総額が約7万円だったのに対し、2020年度はドライフラワーの販売も含めて120万円を超える募金が集まったということです。
8月からは新たにドライフラワーを使った雑貨も販売するなど、更なる募金を呼び掛けています。