待機児童の解消につなげます。中学生に保育士の魅力を知ってもらうための特別授業が香川県丸亀市で行われました。
(現役の保育士)
「♪まつぼっくりがあったとさ~。ねこが拾って食べたのさ~ぱくぱく」
丸亀市の綾歌中学校を現役の保育士3人が訪れ、園児たちと普段どのように接しているかを生徒たちに紹介しました。
この特別授業は、保育士になる人を増やし待機児童を解消しようと、香川県が2020年から行っているものです。
講師の保育士は「園児の成長を見るのが楽しい」「世間のイメージほど労働環境は悪くない」などと、仕事の魅力を語りました。
香川県によりますと、県内の待機児童の数は2021年4月時点で29人で、前年の半数以下に減りました。
しかし、地域によっては今も十分な数の保育士を確保できていないのが現状だということです。
香川県は、今後も中高生への啓発活動を行い、保育士を志すきっかけを作りたいとしています。