岡山県に出ていたまん延防止措置が解除されてからあすで2週間となります。
倉敷美観地区のある店は、秋ならではの食材を使ったスイーツで観光客を呼び込み、地区ににぎわいを取り戻そうとしています。
倉敷美観地区にある「くらしき桃子 倉敷中央店」、旬のフルーツを使ったジュレなどのスイーツを販売しています。
緊急事態宣言などが出るたびに休業を繰り返してきましたが、まん延防止措置への移行から約1週間後の9月下旬に営業を再開しました。
こちらの店で今注目されているスイーツが、紫色をした「紫ぶどうぷりん」です。岡山県産のニューピオーネのピューレや果汁をふんだんに使っています。
(記者リポート)
「とても甘いんですが、ちょうどいい酸味が口の中に広がって本物のピオーネを食べているかのようです」
「紫ぶどうぷりん」は9月、旅行情報誌「じゃらん」の編集部がすすめるお取り寄せ可能なご当地スイーツにも選ばれました。
口どけの良いジュレとのセット販売もされていて、どちらも冷蔵庫で冷やして食べるのがおすすめだそうです。
(くらしき桃子 倉敷中央店/吉田春香 店長)
「店舗での販売ももちろんなんですけれど、ぜひオンラインでも購入していただきたい」
倉敷美観地区ではまん延防止措置が解除され、平日でも近隣の県からの修学旅行生などの姿が見られるようになりました。
「くらしき桃子 倉敷中央店」も客足の戻りを感じているものの、新型コロナ感染拡大前の水準に戻るにはまだ時間がかかりそうだと話します。
そんな中、店長の吉田さんはテイクアウト商品の開発に力を入れています。
2021年3月にはお客さんの目の前でソフトクリームの上にモンブランをたっぷり絞る「生搾りモンブランソフト」の販売を始めました。
SNS映えはもちろん、テイクアウト客のニーズを考え持ち歩きのしやすさや食べやすさにこだわったそうです。
(くらしき桃子 倉敷中央店/吉田春香 店長)
「観光地にこのご時世来ようと思うことが少ない。求められるスイーツって何だろうというのを考えながら、ある意味いい時間になった。SNSとかでも発信して、たくさんの方に来ていただければ」
「くらしき桃子 倉敷中央店」では紫芋を使った新商品の開発も進めているそうです。