思いをたくさん詰め込みました。岡山市の高校生が一人暮らしをしているお年寄りのために、手作りの弁当を届けました。
弁当を作ったのは岡山市の興陽高校家政科の3年生20人です。3年間の調理実習の成果発表の場として生徒たちは毎年、地域の一人暮らしのお年寄りに手作り弁当を届けていて、今年で28回目です。
学校によると例年は6月にも手作りのお菓子を届けていますが、新型コロナの影響で調理実習ができなかったため、去年と今年は弁当の配達だけ行いました。
(在間隆真リポート)
「実習中の制限は現在も続いていて、ひとつの調理台では2人までしか調理してはいけないといった決まりになっているんです」
実習に制限がかかる中でも、生徒たちは夏休みの宿題で弁当のおかずを考え、試作を重ねてきました。
炒り鶏は、歯が弱いお年寄りでも食べやすいように、鶏肉の皮を取り除くなどの工夫を加えています。
(炒り鶏を作った/森川美咲さん)
「彩りも良いので高齢者の方にも食べやすいものかなって」
(炒り鶏を作った/赤堀碧さん)
「気持ちが伝わって笑顔になってもらえたらいいなと思っています」
この日は、地域で一人暮らしをしている80歳以上の高齢者42人に弁当を届けました。
(炒り鶏を作った/森川美咲さん)
「顔を見て渡せるっていうのはすごくうれしいですね。一番うれしいです」
(炒り鶏を作った/赤堀碧さん)
「これまで頑張ってきたことをこういう形で発表できて地域の人にも報告できたので良かった」