鍋料理やシチューがおいしいこの時期、気になるのは野菜の価格ですよね。手頃な値段のものもあれば、値段が上がって家計を悩ませている野菜もあるんです。
(グランドマート/岡本和恵 取締役)
「市場での価格は全体的に2割から3割、物によっては倍ぐらい上がっている物もあるんですが、やはりお客さまにそのままというわけにはいかないので」
(お客さんは―)
「ジャガイモ結構高いので困るかなっていう」
北海道産のジャガイモとタマネギは、収穫直前の今年7月に気温が高く、雨が少ない日が続いたため小ぶりなものが多くなり、仕入れ値が上がっています。
岡山市北区のグランドマート津高店では、市場での仕入れ値が例年の2倍ほどに上がっています。
トマトは、今年夏に九州などで続いた長雨の影響で価格が高騰。
その後もハウスで栽培をしているトマトは、原油高の影響で暖房費がかさみ、価格が下がらない状況が続いています。
(記者リポート)
「高値が続いているトマトですが、こちらの店舗では少し形が悪いものを仕入れるなどして、できるだけ安く販売できるようにしています」
一方、白菜やキャベツなどの葉物野菜は価格が落ち着いています。白菜は4分の1のサイズを高い時には150円ほどで販売していましたが、現在は80円ほどになっています。
寒くなると食べたくなる鍋料理に欠かせないネギや大根、キノコ類も価格は落ち着いています。
(グランドマート/岡本和恵 取締役)
「今年の夏も長雨とかで葉物野菜やトマトが高騰した時に(価格を)上げると、お客さまが結局購入できなくて、売り場に残ってしまって傷んでしまうということがあったので、市場に毎日通って、少し不ぞろいでも手に取りやすい価格の物だとか、きょう来たら楽しいっていう物があるように売り場に取りそろえています」