12月21日は、75年前に「昭和南海地震」が発生した日です。香川県は巨大地震などの災害時に安否が分からない人の名前などを公表する基準を定めました。緊急を要すると知事が判断すれば同意がなくても公表します。
安否不明者の公表を巡っては、7月に静岡県熱海市で起きた土石流災害で不明者を公表したことが救助活動の効率化につながったとされていて、香川県が検討を進めていました。
香川県が定めた基準では公表には「家族などの同意が必要」としていますが、知事が緊急を要すると判断した場合は同意がなくても公表します。それぞれの市や町で住民基本台帳の閲覧制限などがかかっていないことが条件です。
公表するのは原則として名前と住所、年齢、性別で、県のホームページに掲載するほか報道機関に資料を提供します。
公表は発災から48時間以内を目指すとしています。