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利用者の少ないバス路線…タクシー活用で新しい公共交通の形探る 高松市

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 高松市は、利用者が少ないバス路線について、タクシーなどを活用した新しい形の実証事業を始めました。集めたデータを基に最適な公共交通の形を探ります。

(記者リポート)
「赤字が続いていたこのバス路線。バスとタクシーの長所を生かした公共交通を作ろうと新たな取り組みが始まりました」

 高松市が実証事業を始めたのは高松市立みんなの病院と市役所の山田支所などを結ぶ仏生山川島線です。

 この実証事業はこれまでのバス路線の周辺がエリアです。事前に乗り降りする場所と人数を伝えて予約をすれば1回600円で4人までタクシーに乗ることができます。

 高松市によると、仏生山川島線はみんなの病院の開院に合わせて2018年に開通しました。しかし、昨年度は1便当たりの乗車人数は1人未満で利用人数の少なさが課題でした。

(川島周辺の住人は―)
「(Q.みんなの病院に行くことは?)あります。(Q.その時はどうやって?)嫁さん(の車)に乗せてってもらってる」
「土日祝日がないからいまひとつ不便なんです」
「ここ(停留所)まで出てこんとあかんから。多分使わない。(Q.家から停留所までが遠い?)遠いです。年取ったらしんどいです」

(高松市交通政策課/谷口紗代 計画係長)
「仏生山と山田という拠点をつなぐネットワークの部分に関して、利用が少ないからといってなくしてしまうというところはなかなか難しいものがあるかな」

 高松市は人口減少や高齢化社会を見据えて、仏生山をはじめとしたことでんの駅と人が住んでいるエリアなどを公共交通で結ぶことを目指して街づくりを進めています。

 高松市はスーパーや銀行などが集まっている川島地区を「生活交流拠点」と位置づけていて、交通の結節拠点でもある仏生山地区と効率よく結ぶための方法を探っていました。

(ことでんタクシー/上野真吾 所長)
「今までバスで拾えなかったお客さまっていうのを区域を幅広に取って『ドア to ドア』でお客さまを拾いに行くことができるので、利用者の方も利便性が高まるのでは」

 また、仏生山川島線ではこれまで運行していた36人乗りのバスではなく、8人乗りのジャンボタクシーでの定時運行も併せて行います。

 高松市は2022年3月まで実証事業を行い、利用状況やアンケートをもとにバスとタクシーの長所を生かした「バタクス」という新たな公共交通の形を探っていくとしています。

(高松市交通政策課/谷口紗代 計画係長)
「こういったものを他の地域にも展開できるように、またビジネスとしても成立するように皆さんに利用していただきたい」



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