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ため池への転落事故防止へシール作成 QRコードで危険性を伝える動画に誘導 香川・丸亀市

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 2021年、丸亀市のため池で親子が死亡した事故を受け、丸亀市がため池での水難事故を防ぐための取り組みを進めています。15日、市の職員がため池の看板に「あるシール」を貼りました。

 「ため池は落ちるとはい上がることができません」と書かれたこのシール。特徴は「QRコード」が載っていることです。

(荻津尚輝リポート)
「QRコードを読み込みます……『水難学会』と検索した結果ページの動画の一覧が出てきました」

 水難学会は「ため池」などで起きた水難事故の調査などを行っていて、危険性を検証した動画も制作しています。

 水難学会によると、ため池はすり鉢状になっている上、水の中に藻などがあるため滑りやすく一度落ちると自力での脱出は不可能だということです。

(丸亀市 農林水産課/萬城信哉 担当長)
「QRコードを読み取ることで動画を見ることができるということで、看板だけでは表現できない伝達方法だと思いますので十分活用していただければいいかな」

 2021年5月、丸亀市綾歌町のため池、原池で小学1年生の男の子と父親が死亡しました。死因は溺死でした。
 原池では事故の後、立ち入りを禁止するロープなどを地元住民が設置しました。

 この事故を受けて、丸亀市は管理者が危険と判断した21のため池に危険性を知らせる看板を設置しました。

 今回のシールは「危険なため池」で、さらに注意を呼び掛けるためのものです。現在2つのため池に貼られていますが、丸亀市は2月中にほかの19のため池にもシールを貼る予定です。

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