岡山県倉敷市の小学5年生が、修学旅行に行けなかった6年生のために巨大な大仏を作ってプレゼントしました。
(記者リポート)
「相当大きいですね。近づくと、見上げないと(大仏の)顔が見えません」
ブルーシートに新聞紙を貼って描かれた大仏は、奈良の大仏とほぼ同じ大きさです。
倉敷市の第四福田小学校では新型コロナの影響で6年生の関西への修学旅行が中止になりました。奈良の大仏を見られなかった6年生のために5年生が全員で製作しました。
大仏は10日朝、運動場で6年生にお披露目されました。6年生を驚かせるため、5年生はこの日まで大仏のことを内緒にしていました。
約2週間かけて休み時間にこっそり製作したということです。
頭にある螺髪(らほつ)は5年生が自分たちの手形で表現しています。20メートル四方のブルーシートは地元企業の萩原工業が提供しました。
(5年生は―)
「6年生は修学旅行に行って奈良の大仏を見ることができなかったので、楽しい思い出を作ってもらえたらなと思いながら作りました」
(6年生は―)
「在校生の人たちがすごく頑張って準備をしてくれて、頑張ってきて本当によかったなとすごく思いました」
「うすうす気付いてましたけど、こんなに大きいものになるとは思っていませんでした」