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ロシアのウクライナ侵攻 香川でも支援や避難民を受け入れる動き

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 ロシア軍のウクライナ侵攻を巡って、香川県でも支援や平和を願う動きが相次いでいます。

平和への願いを線香花火に

 東日本大震災から11年となる先週金曜日に高松市で開かれた「線香花火ナイト」。毎年、全国各地で震災の犠牲者を追悼しようと行われているこのイベントでも、2022年は平和への願いが込められました。

 「使った火」は1945年に広島に落とされた原爆の「残り火」です。

 参加者はロシア軍の侵攻で犠牲になった人々を追悼するとともに平和への願いを線香花火に込めました。

(参加者は―)
「思うばかりで何も実際できてなかったので少しでもと思って参加させていただきました。世界中が平和になってほしいなと心から思います」

ウクライナを支援するための御朱印を

 観音寺市と徳島県の境にある四国霊場第66番札所、雲辺寺では、ウクライナを支援するための御朱印を作りました。

 「ウクライナ復興御朱印」はウクライナ国旗をイメージした色使いで、500円以上の募金をした人に授与しています。募金は全額、在日ウクライナ大使館に贈る予定です。

 この御朱印には、四国霊場で最も標高の高い場所にある雲辺寺から人々の平和への願いが天に届くようにという思いも込められています。

(御朱印を受け取った人は―)
「テレビなんか見てたら可哀そうだなと思って何かできることがあればなと思って」
「早く平和になるように早く戦争が収束するように」
「平和を祈ることとか平和な世界に元に戻ってほしいなっていう気持ち。お遍路の中でそういう気持ちを募金の形で表せたのはうれしい」

 雲辺寺は当初、御朱印を300枚限定で用意していましたが、残りが少なくなったことから200枚を追加する予定だということです。

避難民を受け入れようという動きも

 また、避難民を受け入れようという動きも出ています。

(避難民のための住居を提供/砂取とき さん)
「(自分は)こんなに平和な所で暮らしているのに、同じ時をこんなに苦しんでいる方がいらっしゃるっていうのを知って、今の自分に何ができるかっていうことを考えました」

 三豊市の自営業・砂取ときさんは、自身が持つ建物の2階の空き部屋をウクライナから避難した人の住む場所として提供したいと三豊市に申し出ました。

(避難民のための住居を提供/砂取とき さん)
「三豊市って自然も豊かで空爆なんて考えもつかないような所なので、ゆっくりと休んでいただきたい」

 三豊市は砂取さんを含む市内16の企業・団体・個人から受け入れに協力するという声があがったことを受けて、3月10日、避難民を積極的に受け入れると外務省に申し出ました。

(三豊市/山下昭史 市長)
「他人事ではないという考え方で、当事者意識を持って受け入れる、助け合うべきだろうなと思います」

 三豊市は今後、就労や学習などの支援体制も整えていく方針です。

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