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公園内にすみつくイノシシ…被害相次ぎ追い出し作戦実施 岡山・玉野市

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 岡山県玉野市の公園でイノシシの被害が相次いでいることから、市が追い出すための作戦を実施しました。

(記者リポート)
「深山公園の入口です。早朝から立ち入りを規制して、人がいない状態でイノシシの対策が行われています」

 午前4時、玉野市の職員や公園の管理者ら約20人がイノシシの追い出しの準備を始めました。

 2021年秋に撮影された写真には、イノシシがエサを探した跡が――。遊具の下も掘り起こされてしまっています。

 玉野市では公園に来る人の安全を確保しようと、これまでにいろいろな対策に取り組んできました。

 市では2012年に公園の周りを囲うように約8キロにわたって柵を設置しました。公園の入口3カ所にはイノシシが嫌がる音を出す機械も設置しました。

 そして、3月には一部の柵を1メートルから1.6メートルに高くするなどしています。しかし、イノシシの被害が収まりません。

(公園の管理者)
「ここら掘っているのが分かりますか。ここもイノシシの足跡ですね」

 市は深山公園内にイノシシがすみついているとみて、2021年11月に続きイノシシを公園から追い出すための活動を実施しました。

 作戦では銃を使う可能性もあり、公園周辺に人がいないかどうかなど職員らが確認して回ります。

 そして、日の出とともに猟友会のメンバーとイノシシを追い出すためのイヌが公園内に入ります。

 作戦開始から約2時間後。

(公園の管理者)
「1匹が被害をかなり出している。それが捕れてないから引き続き被害がある」

 今回は公園内でイノシシが見つからず、追い出すことはできなかったということです。

(玉野市建設部 都市計画課/上浦慎太郎 主幹)
「イノシシの箱わな設置などを続けて、なんとか深山公園の安全を確保できるように努めたい」

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