ゴールデンウィーク中の感染拡大を防ぐのが狙いです。香川県が無料で新型コロナの検査を受けられる施設を期間限定で設置しました。
設置されたのはJR高松駅前です。検査を受ける人は申込書に名前や住所などを記入した後、鼻から検体を採取する抗原検査キットを受け取ります。採取後は15分で結果が分かります。
陽性が疑われる場合は、かかりつけ医に行くか、受診先が分からない場合は県の健康相談コールセンターに電話することになります。
ゴールデンウィーク中、帰省や旅行で県をまたぐ移動をする人が多くなることから、香川県が初めて設置しました。
(香川県 感染症対策課/嶋田和人 課長補佐)
「帰省等されて移動される際には検査を受けていただいて安心して移動先に向かっていただけたらありがたい」
香川県では、4月14日から3年に1度開催される瀬戸内国際芸術祭が開かれています。
香川県によると、高松市の女木島で作品を展示している「女木島名店街」には4月14日から25日までに2000人近い人が訪れました。直島の「地中美術館」や豊島美術館などにも県内外から多くの人が訪れています。
こうした中、観光地ではどんな対策が取られているのでしょうか。
高松市の栗林公園では、受付での検温の実施やアルコール消毒液の設置など基本的な感染対策を徹底しています。この他にも栗林公園ならではの対策も。
(荻津尚輝リポート)
「ここは私が両手を広げたくらいの道幅しかありません。なので人とすれ違ったらと思うとかなり距離が近くなりそうです」
「芙蓉峰(ふようほう)」や「飛来峰(ひらいほう)」への道は幅が狭いことから、新型コロナ禍以降、常に一方通行としています。また、和船を運航する船頭がかぶる和笠なども運航後には消毒をしているそうです。
(香川県栗林公園観光事務所/谷久利香 所長)
「みなさんお一人お一人が感染対策を十分にしていただいて庭園の散策を楽しんでいただいたら」