多くの人の移動が想定されるゴールデンウィーク。高松市の観光地・屋島では駐車場の混雑が問題になっていました。そこで、混雑を緩和するための実証実験が行われています。
高松市の屋島山上には最大で360台ほど車を止められる駐車場があります。混雑解消のために新たに設置されたのが「事前精算機」です。
これまで、精算機が駐車場出口のゲートに1台しかありませんでした。
ゴールデンウィークなどは出入りする車が渋滞することもあったため、駐車場の指定管理者が4月29日に事前精算機を設置しました。
(駐車場の指定管理者 イースト/市川光久さん)
「かつては20台から30台以上並ぶと聞いていました。最大で30分から1時間ほどお待たせしたと伺っております」
この駐車場は瀬戸内海の多島美を楽しめる「獅子の霊巌(れいがん)」や、屋島寺、新屋島水族館などの観光名所を訪れる人が利用します。
(荻津リポート)
「きょうは平日ですが、多くの車が見られます。精算機が1台だとかなり混雑することが想像できます」
5月1日、4月30日の土日は5月2日よりも駐車場が混雑していましたが、以前のような渋滞は発生しなかったそうです。
(駐車場の指定管理者 イースト/市川光久さん)
「事前精算機を導入してから待機の車列としては最大でも5台から7台だった。1台あたりの出庫にかかる所要時間は大幅に短縮されたと思います」
(駐車場利用客はー)
「出る時に時間がかかるのは困るし、とっても便利になったと思います」
実証実験は5月8日までで、どの程度混雑が緩和されるかを調べます。なお、実証実験の終了後も当面の間、事前精算機はそのまま設置されるということです。