高松市の屋島に建設中の交流拠点施設が2022年夏に完成予定です。施設の愛称も決まり、活性化が期待されています。
2022年8月のオープンを目指して高松市屋島東町で建設中の交流拠点施設。付けられた愛称は「やしまーる」です。
「やしまーる」は屋島山上に建設中で、敷地面積が約3000平方メートル、丸みを帯びた施設の中には海での源平合戦をモチーフにしたパノラマ展示や多目的ホール、展望スペースもあります。
愛称決定に合わせて20日、公募で決まった「やしまーる」の名付け親に表彰状などが授与されました。
(高松市/大西秀人 市長)
「(やしまーるには)キャラクターの愛称みたいなイメージがあって、堅い文化財のものですけど、愛称として親しみやすいものができた。円形の源平合戦を描いたようなアート作品も併設したような施設として、文化観光に大いに資するようなものとしていこう」
(荻津尚輝リポート)
「施設の中にやってきました。建物の屋根のカーブ、曲線美がかなり特徴的です」
やしまーるの「まーる」には、建物の美しい曲線のほか、訪れた人々が交流する、人々の輪ができる、などの意味が込められています。
(荻津尚輝リポート)
「青い海と浮かぶ島々。この瀬戸内海の景色をやしまーるから見ることができるんです!」
屋島活性化へ 周辺施設もリニューアル
屋島では4月、民家博物館「四国村」がリニューアルするなど、屋島の活性化に向けた動きが相次いでいます。
やしまーるのすぐ近くにある「れいがん茶屋」もその1つ。やしまーるの完成に向けて2021年10月、リニューアルオープンしました。
しかし、コロナの影響で今は観光客は少ないそうです。れいがん茶屋では、やしまーるが完成することで、屋島全体が活性化するのではと考えています。
(れいがん茶屋/森静家 社長)
「屋島にはいっぱい屋島寺とか自然の公園がありますので、これができた機会に来ていただいて、また来てみようと、ここに来るというよりも屋島にもう一回来てみようと、そういう雰囲気になっていただけるきっかけになるものだと思っています」