もうすぐ「梅雨入り」になりそうです。高松市のホームセンターではお気に入りの傘を長く使おうと修理用のパーツを買う人が増えています。みなさんは、傘を長く使うコツ、知っていますか?
高松市のホームセンター、西村ジョイ成合店では、傘の先端のカバーや骨組みの一部など傘を修理するためのパーツ、14種類を販売しています。
(西村ジョイ成合店/池田早織さん)
「お気に入りの傘を実際に自分で直されるお客さまも増えてきています。梅雨の時期だとやっぱり壊れた傘を直したいというお客さんもいますので、お問い合わせが増えてきている商品です」
また、傘を長く使っていると水のはじきが悪くなります。そんなときに役立つのが防水スプレーです。選ぶときにはポイントがあります。
(西村ジョイ成合店 池田早織さん)
「防水スプレーには大きく分けて2種類あります。フッ素系のタイプのものとシリコン系のタイプのものがございます。傘だと、シリコン系のものをおすすめします」
「フッ素系」は革靴など革製品にも使えるのが特徴です。しかし、水をはじく効果は「シリコン系」に劣るため、傘に使うときは「シリコン系」の方がいいそうです。
そして、防水スプレーを使う前に「傘の汚れ」を落とすことが大切です。
(西村ジョイ成合店/池田早織さん)
「ご家庭にある食器用の中性洗剤と食器用のスポンジを使ってもらって、傘の表面を洗っていただくようになります。表面を洗剤で洗っていただいた後に水で流してもらって日陰で乾燥させます」
乾いたら防水スプレーをふきかけます。20分ほど待つと……先ほどあまり水をはじかなかった傘が防水スプレーを使ったことで水をはじくようになりました。
ほぼ新品の傘と比べても違いが分からないぐらいです。
また、傘の普段の扱い方にも注意が必要です。
大阪の傘専門店、「心斎橋みや竹」によると、傘に負担をかけずに水をきるには、
・傘全体をふる
・傘を開閉する
・傘をトントンと地面にあてる
・傘を閉じてからクルクルっとまわす
の中で、「傘を開閉して水をきる」のが一番効果的だということです。「開いて、閉じる」という動きは傘を使うときと同じなので他の方法と比べて傘への負担が少ないのが理由です。