家で眠っている服が誰かの役に立つかもしれません。家で着なくなった服を持ち込み、その数だけ欲しい服を持ち帰ることができるイベントが岡山市で開かれています。
(記者リポート)
「午前中から既に多くの服が持ち込まれました。男性用から女性用、着られなくなった子ども服、抱っこひもまで。そして着物も、持って帰ることができるんです」
岡山市中区の少林寺で開かれた「〇服(まるふく)交換市」です。着なくなった服などを持ち込むと、その数だけ持ち帰ることができます。持ち込み、持ち帰りは無料、会場に入るには500円が掛かります。
イベントを企画した西後真湖実さんは、岡山市などで家の片付けについてのアドバイザーなどをしています。
([交換市を企画]快適おうち生活応援隊/西後真湖実さん)
「なかなか手放すきっかけがなかったり、リサイクルショップとかに持ち込みをしてもなかなか自分の気持ちとの整理が難しいという声も聞きますので、こういう場で気持ち良く次の方に使っていただけるという新たな手放す場所になればいいなと」
訪れた人たちは家に眠っていた服に別れを告げ、新しい服との出会いを楽しんでいました。
(利用した人は―)
「子どもの服をサイズアウトしたものを持ってきました。捨てるにはもったいなくて、譲ったり、服の交換会でできるだけ有効に使っていただきたいと思います」
「自分のスカートとベルトを持ってきました。10年くらいたんすに眠っていたと思います。めいっ子が今これくらいで、めいっ子に先に着てもらって、来年うちの子かなって思って」
このイベントは岡山市中区の少林寺で11日も開かれます。