若者の投票率を上げるためにはどうすればいいのか? 香川大学で選挙に関する出前授業が行われ、大学生が考えました。
学生に選挙への意識を高めてもらおうと、香川県選挙管理委員会が毎年行っています。
2022年は法学部の約40人が参加し、若者が今よりも選挙に興味を持つために、「地域別」ではなく「世代ごと」に代表者を選ぶ「世代別選挙区」という考え方について学びました。そして、メリットやデメリットについて話し合いました。
参加した学生は――。
「普段政治に関心のない若者が自分の生活をどうしたいとかもっと政治に関心を持つきっかけになるんじゃないかな」
「そういうのは(若者の選挙離れについて)逆にニュースに取り上げずに、フラットな感じで『誰でも行ったら良いんじゃない』『行くのが当たり前じゃない』っていう雰囲気を作った方がいい」
2021年の衆院選で、香川県の10代の投票率は37.63%と、全体の56.09%を大きく下回っています。
「聞いたことが無い制度だったんですけど、そういう考え方もあるんだと思って勉強になりました」
「香川に来て1回も投票行ってなかったんですけど、投票って大事だなと思ったので次回は行ってみようと思います」
Park KSBアプリで若者の投票率が低い理由を聞いたところ、「若者が政治に関心がない」「民意が反映されない」「投票が オンライン化されていない」などの意見がありました。
また、若者の投票率を上げるために大切なことを聞いてみると「子どもの頃から政治についての授業をし、興味を持たせる環境を作る」「SNSの活用にもっと力を入れる」「投票した人に割引クーポンを配布する」などの意見が寄せられました。
香川県選挙管理委員会では、大学生だけでなく小・中学生にも授業を行いたいということです。