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実施されれば9年ぶり…迫る香川用水の「第3次取水制限」 暮らしへの影響は?

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 実施されれば9年ぶりです。このまま雨の少ない日が続けば、来週にも香川用水への供給量を50%カットする第3次取水制限が行われる見通しです。

(記者リポート)
「こちらサンポート高松の噴水です。第1次取水制限が出た今年2月から止まっています。第3次取水制限が予定される中、私たちの生活にどのような影響があるのか、話を聞いてきました」

(香川県 水資源対策課/和泉弘樹 課長)
Q.水不足の原因は?
「早明浦ダムの上流域で毎月の降水量が平年の半分以下になっている。降水量が少ないことが(水不足の)原因にはなっています」

 16日午前0時の早明浦ダムの貯水率は40.8%で、平年より45ポイントも低い状態です。

 吉野川水系水利用連絡協議会は、貯水率が30%になった時点で香川用水への供給量を50%カットする第3次取水制限を行うことを決めました。

 このまままとまった雨が降らなければ来週にも実施される見通しです。第3次取水制限は2013年8月以来、9年ぶりです。

Q.どのような影響が?
「ご家庭でということであれば水圧を減圧するので、水が出にくくなる、蛇口をひねっても水道の勢いが落ちてはきます」

 そしてさらなる水不足が続くと第4次取水制限が行われる可能性もあります。第4次取水制限が行われた2008年には高松市で給水所を設置したり、プールを閉鎖したりするなど、暮らしへの影響が広がりました。

 香川県の水資源対策課では、こうした事態に備えて一人一人が日頃から節水への意識を高めることが大切だと話します。

Q.私たちにできることは?
「歯磨きをするときにコップの中に水をためておくとか、お風呂の残り湯を洗濯に使っていただくとか、より危機感を持って、とにかくいろいろなところで少しずつでも節水になるようなことを考えていただきたい」

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