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早明浦ダムの「渇水の象徴」が姿を見せる…2日から第3次取水制限 香川県が9年ぶりに渇水対策本部設置

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 暑い日が続く中、高知県の早明浦ダムでは貯水率が下がり続けています。2日からは9年ぶりに第3次取水制限が始まります。

(記者リポート)
「渇水の象徴として知られる旧・大川村役場。先月21日ごろから湖から顔を出しましたが、ご覧のように、今現在屋根は完全に干上がっていて、3階部分の窓でしょうか、そちらも確認することができます」

 7月1日午前0時現在の早明浦ダムの貯水率は32.8%で、平年を55ポイントほど下回っています。旧大川村役場が水面から出てきたのは3年ぶりです。

 早明浦ダムの上流では2022年に入って雨が少ない状況が続いています。

 2月18日には冬としては23年ぶりの取水制限が始まりました。その後、一時解除されることはありましたが大幅に回復することはなく、6月5日に第2次取水制限。7月2日には香川用水への供給を50%カットする第3次取水制限に入ります。

 第3次取水制限は2013年以来9年ぶりです。6月13日に梅雨入りしましたが、貯水率が回復するほどの雨とはならず、観測史上最も早く6月28日に梅雨明けが発表されました。

 四国地方整備局は、このまま雨が降らなければ7月中旬にも早明浦ダムの貯水率がゼロになる可能性があるとしています。

(早明浦ダム・高知分水管理所/冨行穂 所長)
「雨の降り方によったりとか、水の下流の使われ方によって、今後貯水率がどうなるかということを予測することは非常に難しいです。水は限りあるとても大切な資源ですので、ぜひ節水にご協力をお願いいたします」

 7月2日午前9時に第3次取水制限が始まることを受けて、香川県は1日、9年ぶりに「渇水対策本部」を立ち上げました。

 高松市や丸亀市など4つの市と1つの町では減圧給水が始まったり強化されたりします。

 一方、2009年に完成した宝山湖や、現在、試験的に水をためている高松市の椛川(かばかわ)ダムを活用できるため、香川県は現時点で県民生活への大きな影響はないとしています。

 それでも渇水の長期化に備えて、医療機関には水の確保を進めるよう通知するということです。

(香川県/浜田恵造 知事)
「自己水源の活用で県民生活、産業活動にただちに大きな影響が出ないとは考えていますけど、油断できない状況であると考えております」



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