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ダッシュボードは55℃超え… 炎天下の車内の危険とは

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 梅雨が明け、暑い日が続く中、車の中に子どもが置き去りにされるケースが全国で相次いでいます。炎天下の車内の危険性について取材しました。

 香川県高松市では、2020年9月、駐車場に止めた車内に放置された当時6歳と3歳の姉妹が熱中症で亡くなる事件が起きています。

 炎天下の車内はどれほど危険なのでしょうか?

(記者リポート)
「今、時刻は午前11時です。実は1時間前から車内にペットボトルを置いていたのですが、なんとこの1時間で5℃以上も水温が上がっています」

 高松市では7日午前10時から11時の間に、気温が1.8℃上がって31℃に。その間に車の中に放置したペットボトルの水温は、5.5℃上がっていました。

 JAF日本自動車連盟が行ったテストでは、気温35℃の炎天下に放置した車内の温度は、わずか10分で25.5℃から37.8℃に。ダッシュボードは55℃を超えました。

 日中、買い物などで駐車する際、サンシェードで車内の温度の上昇を抑えようとするしている人も多いと思いますが、どれほど効果があるのでしょうか?

 JAFのテストでは、サンシェードを使うと、ダッシュボード自体の温度上昇は抑えられたものの、車内の温度は対策をしていない場合と比べ、ほとんど違いが見られませんでした。

(JAF香川支部/平木康大 事業係長)
「例えば、後部座席とか3列目のシートにお子さんがいらっしゃって、そのあと寝てしまって気配を感じなくなってしまった時に、考え事をしていたりしてお子さんの存在を忘れてしまって、施錠をして車を離れてしまって、お父さんとかおじいちゃん、おばあちゃんが(子・孫を)送迎する時なんかは特に注意を払っていただきたい」

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