JAF(日本自動車連盟)は、帰省などで長距離ドライブを予定しているドライバーにマイカーのバッテリーやタイヤの点検を呼び掛けています。
JAFによりますと2021年、8月7日から16日のお盆の時期に発生した車のトラブルは1日当たりの平均で岡山県では98.1件、香川県では71.5件でした。どちらも、2021年1年間の1日当たりの平均(岡山県:80.5件、香川県:57.2件)を大幅に上回っています。
トラブルを内容別にみると「バッテリーが上がる」と「タイヤのパンク」で半数を占めます。具体的には、エアコンを長い時間使ってバッテリーが消耗していたケースや、長い間使っていなかった車のタイヤの空気圧が下がっていてパンクにつながったケースがあったということです。
トラブルを防ぐための点検方法をJAF岡山支部の中田泰宏さんに聞きました。
(JAF岡山支部/中田泰宏さん)
「まず外観からの点検で、劣化しているバッテリーですと、四角い箱ですがへんに膨らむものもある」
バッテリーの点検では、上の方にあるプラスとマイナスの端子に汚れがついていないかや、バッテリー液が目安の量まであるかをチェックします。バッテリー液の量は車をゆすると確認しやすいということです。
自分自身での点検に加え、JAFが毎月行っているマイカー点検なども活用してほしいと呼び掛けています。
次はタイヤです。
(JAF岡山支部/中田泰宏さん)
「タイヤの空気圧が少なかったり、タイヤ表面に傷があるとバーストの危険があるので、2つめのポイントとしてタイヤをまずは注意、点検してほしい」
タイヤには交換時期を知らせる「スリップサイン」と呼ばれるマークがあります。このマークを目印にすればタイヤの交換時期が分かります。(溝の深さが1.6mm以下だと交換が必要)
JAF岡山支部によりますと、製造から5年以上経過したタイヤは使用頻度に関わらず劣化しているおそれがあるということです。
(JAF岡山支部/中田泰宏さん)
「長距離を運転する前には、ぜひ自分の目で大丈夫なのでマイカーを点検していただいて、目的地に余裕を持った運転行程を作っていただければ」