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岡山の高校生が教える「フードロス」 全国の小学生約1000人とオンラインイベント

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 岡山県の高校生が全国の小学生に向けて、フードロスについてオンラインで教えるイベントを開きました。

――むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがすんでいました。(中略)鬼ヶ島では、鬼たちが村からぬすんだ食べ物をそまつにあつかっています。桃太郎は鬼をせっとくします。

 聞いたことのある昔話「桃太郎」かと思いきや、本来食べられるのに捨てられてしまう食品、「フードロス」について学べる動画になっています。
 この動画を作ったのは、岡山高校、岡山一宮高校、清心女子高校の生徒たちです。

 10日は、オンラインで集まった全国22の学童クラブ約1000人に、動画やクイズを通して食べ物の大切さなどを伝えました。

(高校生による「フードロス」について学べるクイズ)
「桃の皮を捨てたらフードロスになる? 正解はバツです。『フードロス』はまだ食べられる食べ物を捨ててしまうことだから、桃の皮はフードロスにならないよ」

 農林水産省などの推計によると、日本の食品ロスの量は年間約522万tで、これは1人がご飯1杯を毎日捨てているのと同じです。

 イベントの最後に小学生たちは「食べ残しをしない」など、できることを画面越しに発表しました。

(岡山一宮高校/岩永果恋さん[3年])
「すごくかわいいなと。元気になりました、頑張ろうと思いました。対面でできるのが理想だけど、オンラインだからこその強みを生かして続けていけたら」

(岡山高校/大森彩加さん[3年])
「世界には貧困で困っている子どもたちもいて、そういうのも今回はイベントの中で伝えていけたと思うので、普段の食事に感謝の気持ちを込めて食べてもらいたいです」

(清心女子高校/三宅日菜子さん[1年])
「頭では理解していても行動に移せてないことがすごく多いと思うので、フードロス削減のために私たちができることを、今後も子どもたちやいろんな方々に伝えていけたら」

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