医療のひっ迫を軽減しようと岡山県でオンラインを活用した新たな制度がスタートです。重症化リスクの低い20代を対象に、検査キットを無料で配布し、陽性の報告をしてもらう仕組みの運用が始まりました。
岡山県が運用を始めたのは「検査キット配送・陽性者登録センター」です。
抗原検査キットの配送を専用のウェブサイトから申し込むと、無料で自宅に配送するものです。
陽性だった場合、検査結果を示すキットの写真と詳しい症状をサイトから報告すると、センターの医師が陽性かどうか確定の診断をします。利用できるのは県内に住む20代で、重症化リスクが低く、症状が軽い人です。
(岡山県新型コロナウイルス感染症対策室/和田章 副室長)
「このセンターの設置によって、発熱外来のひっ迫ならびに、救急外来のひっ迫が解消されれば」
検査キット配送の申し込みは午前9時から午後5時までです。岡山県は今後、状況をみながら利用できる対象の年代を広げたいとしています。