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高校生が考える「選挙制度の改革案」 9月中に総務省・県選管に提言へ 岡山市

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 若者の投票率を上げ、よりよい選挙制度にするにはどうすればいいのか? 岡山市の高校生が「公共」の授業で考えました。

(高校生の発表)
「まず衆議院も参議院も、被選挙権を20歳に下げてみたらいいと思います」

 岡山理科大学付属高校の国際バカロレアコースでは、生徒に自発的に考え学ぶ力を養ってもらおうと、日頃からグループディスカッションを中心とした授業を行っています。

 2022年4月から必修科目となった「公共」の授業では、主権者教育の一環として選挙について学んでいます。これまでに7月の参院選での各党の公約の比較、それに投票率の低さなどについて調べてきました。

 8日は1年生6人が、どのようにすれば投票率が上がり、よりよい選挙になるのか? 選挙制度の改革案を考えて発表しました。

(高校生の発表)
「改善点として考えたのは、若者が政治に触れる機会を増やす。国会への招待やそれを傍聴する、また意見の提出をする」

 また、投票を義務化し選挙に行かなかった人に罰金を科しているシンガポールの制度なども参考にしました。

(高校生の発表)
「試しにシンガポールのように義務投票にしてみるのもありなのではないかと思って、それにするには起こりうる問題と改善策を考える必要があるんです。義務にした結果、良い方向に行くのかというのはわからないけど、投票率はもちろん格段に上がって、若者が政治に関心を持つきっかけにはなると思うんですね」

 このほかに、小さいころから学校でもっと選挙について教えるなど、教育の改革も必要だという意見も出ていました。

 生徒は8日の議論をもとに選挙制度の改革案をまとめ、9月中に総務省と岡山県の選挙管理委員会に提言することにしています。

(高校生は―)
「周りの意見に流されて投票することって日本によくあることだと思うんですよ。政治に関しても自分の意見を持つというのは大切だと思います」

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