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ドラフト指名待つ高松商・浅野翔吾選手も刺しゅう 生徒や地元のお店が協力し「バックボード」作成 香川

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 20日のプロ野球ドラフト会議で1位指名が有力視されている高松商業の浅野翔吾選手。高商の生徒や地元のお店が応援の気持ちを込めて、ドラフト当日に使う「バックボード」を作りました。

(記者リポート)
「高松商業の校章と高商野球部のマークが市松模様に並べられたこちらの大きな布。浅野選手の喜びの瞬間を背後から彩ります」

 ドラフト会議で指名を待つ選手の後ろにあるバックボード。多くの場合は学校の校章や企業のロゴなどがデザインされています。20日のドラフト会議の時浅野選手はこの布を張ったボードの前で運命の時を待ちます。

 ボードを作るきっかけは、新型コロナで増えたオンライン会議の背景として使うためでした。デザインなどを考える中で、関係者の中で「ドラフト会議」という晴れ舞台が浮かびました。

(高松商 家政部 顧問/岡田茶世さん)
「バックボードが形ができていくのと同時に、野球部とか浅野くんが大活躍し始めて、もしかしたらドラフト会議で使えるのかもしれないと」

 製作が始まったのが2022年5月。500人以上の生徒が、家庭科の授業などを使って、応援の気持ちを込めて刺しゅうをしました。

(3年生は―)
「世界で活躍できる選手になってほしいと思って縫いました」
「思っていたよりシャイな人で、人柄もひかれるような人なので、今の人柄のまま有名になってほしいです」

 浅野選手も授業で刺しゅうを施していました。

(浅野選手が刺繍する様子)
同級生「裁縫できるん?」
浅野選手「俺、家庭科得意やから」
同級生「どの顔で言いよん(笑)」

(高松商/浅野翔吾 選手)
「やり方分からなかったんで、友達に聞きながらやりました(Q.丁寧にできました?)はい」

(記者リポート)
「そして、この校章の部分は地元からの協力がありました」

 高商から歩いて10分、創業200年以上の大川原染色本舗です。学校から依頼を受け布を染め上げました。

(大川原染色本舗/大川原誠人 代表取締役)
「香川県の代表として頑張ってもらう姿は、応援する価値がありますので、メジャーリーグの方にも行けるぐらいの選手になってもらえたらなと」

 仲間や地元からのエールを受け、浅野選手はその時を待ちます。

(高松商/浅野翔吾 選手)
「しっかりと自信を持って、胸をはって指名されるのを待ちたい」

 KSBではドラフト会議が始まる20日午後5時ごろから、指名を待つ浅野選手や記者会見の様子を生配信します。KSBのホームページやアプリからご覧いただけます。

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