性の多様性に配慮した「ジェンダーレス」の制服が、2023年度から香川県三豊市の中学校で導入されることになりました。
三豊市内の7つの全ての公立中学校で2023年度から入学する生徒に導入される新しい制服がこちらです。
(記者リポート)
「最大の特徴は、性別を問わずスラックス、スカートを自由に選ぶことができる点です」
上は、濃紺色の共通デザインのブレザーで男性体型用・女性体型用、男女兼用の3種類あります。男女兼用は、ボタンを付け替えることができるため、兄と妹などで着回しがしやすくなります。
スラックスは男性体型用・女性体型用があり、スカートと合わせて3種類から選ぶことができます。
新しい制服の提案は、2021年の秋に校長会が行い、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの生徒を念頭に、市全体で取り組もうと、7校の校長とPTA会長で検討を重ねてきました。
(三野津中学校/宇野誓起 校長)
「できるだけ対応しやすいようにはしてあるので、これでだいぶ子ども達の選択が広がるのではないかな」
ブレザーの下をポロシャツにするかや、ネクタイやリボンをつけるかなどは各校で今後決める予定で、価格は上下で4万5千円程度を想定しているということです。