JR芸備線の利用者を増やすため、沿線の自治体や鉄道会社による検討会議が開かれました。この中でJR西日本は、利用促進の議論と並行して、ローカル線のあり方について国も含めて議論していきたいと訴えました。
JR芸備線の岡山県新見市と広島県庄原市を結ぶ区間は年々利用者が減っていて、JR西日本と沿線の自治体が利用促進に取り組んでいます。
5月に開かれた前回の会議で、JR西日本は「今後は、存続・廃線も含めた地方公共交通のより良いあり方について検討したい」と提案しました。しかし、11月2日の会議では「今後、この場では芸備線の利用促進についてのみ議論を進める」という方針が確認されました。
JR西日本は「異議はない」とした上で「この場での芸備線の利用促進の議論と並行して、ローカル線のあり方を国など関係各所と議論していく必要がある」と訴えました。
(JR西日本 岡山支社/須々木淳 副支社長)
「国の考えを聞きながら地域の皆さんとも一緒に相談して、どういう形がいいか、どういう進め方がいいか決めていきたい」