2023年のG7サミットに向けて、岡山市の新岡山港のフェリーで不審者に対応するための訓練が行われました。
訓練は新岡山港と土庄港を結ぶフェリー「おりんぴあどりーむせと」で行われました。
2023年5月に広島県でG7サミットが開かれるのに伴い、岡山県倉敷市でも4月に労働雇用大臣会合が開かれます。多くの外国の要人が岡山を訪れることが想定されるため、玉野海上保安部が初めて訓練を行いました。
訓練では、フェリー会社の従業員18人が「刺股(さすまた)」を使って不審者を取り押さえる方法を学びました。
不審者に対しては、1人が前で気を引いている間にもう1人が後ろに回りこむなど、複数で対応することがポイントです。
玉野海上保安部によりますと、瀬戸内海エリアでは2021年、フェリーの中での傷害事件が3件起きています。
(玉野海上保安部 警備救難課/八代典昭 課長)
「皆さん真剣に取り組んでいて、非常に有意義な訓練だったと感じています。いつどこで何があるか分からない。常に準備を備えをしておくことが一番大事だと思います」