18日に瀬戸内国際芸術祭が開幕します。会場の1つ岡山県玉野市の宇野港ではフェリーの船員が不審者への対応を訓練しました。
訓練は玉野市の宇野港に停泊中の四国汽船のフェリーで行われました。
18日に開幕する瀬戸内国際芸術祭を前に、テロや不審者への対応を強化するため玉野海上保安部が四国汽船の船員に指導しました。
訓練は包丁を持った不審者が船内で暴れだす想定です。参加した船員は不審者の動きをさすまたを使って封じ、別の船員は乗客を誘導し避難させていました。
(玉野海上保安部の職員)
「落ち着かせて座らせるなど興奮状態をおさめることが大事」
(四国汽船の船員)
「普段しないことでてんぱることも多かったが、もしそういうことが起きたらやれるように日々考えながら仕事をしていきたい」
玉野市は2025年の瀬戸芸期間中、宇野港周辺に合わせて約4万7000人が訪れると見込んでいます。
(四国汽船/田邉学 専務)
「大変混みあうと思うがご迷惑をおかけしないよう今準備を進めている。それに加えて最悪の事態が起こっても慌てて行動しないよう心構えをしておきたい」