香川県丸亀市の港と2つの島を結ぶ旅客船が生まれ変わりました。利用客の高齢化にあわせて、誰もが利用しやすい造りを採用しています。
運航が始まったのは丸亀港と牛島・本島を結ぶ本島汽船の旅客船「にじまる」です。2002年から運航していた「ブルーオーシャン2」に代わって7日から運航します。
7日は就航式が開かれ、関係者ら約30人が出席しました。
「にじまる」は全長19.1mで船員2人を含めて82人が乗ることができます。
車いすが乗り降りしやすいように床の段差をできるだけなくし、船内には優先席として車いすが入れるスペースを設けました。
本島汽船によりますと、普段の利用客の多くが牛島・本島の人達です。
(本島汽船/山下周市 社長)
「本島地区・牛島地区も高齢化が進んでいると聞いております。本島地区の住民からも提案がありまして、バリアフリー設備をつくりました」
「にじまる」は今後、丸亀港と本島を1日4往復します。