クラブ史上最高となる3位で今シーズンを終えたサッカーJ2・ファジアーノ岡山。クラブの躍進を支えた津山市出身のルーキーが、ワールドカップに帯同し、「世界」を体感します。
(ファジアーノ岡山/木山隆之 監督)
「彼はわれわれのチームの『希望』だし、すくすく伸びているし、まだまだ止まりそうにない」
今シーズン、地元クラブ・ファジアーノ岡山でプロとしての第一歩を踏み出した津山市出身、佐野航大選手(19)。
(ファジアーノ岡山/佐野航大 選手)
「(子どもの頃)スタンドから見ていて、点を決めた選手がかっこいいなと思っていたので、自分がその立場になれてうれしい」
高卒ルーキーながら42試合中28試合に出場し、3ゴール。19歳以下日本代表として世界での戦いも経験しました。
(ファジアーノ岡山/佐野航大 選手)
「プロの雰囲気とかを感じられて(試合を)重ねるにつれて慣れていって自信をつけていって、というところは手ごたえを感じています」
プロという新たな世界で成長を続ける佐野選手。プライベートでも挑戦していることがあるそうで――。
(ファジアーノ岡山/佐野航大 選手)
「英会話行き始めましたね。(代表で)海外に行って、横浜Fマリノスの山根陸っていう同い年の子が喋れていて。(ホテルで)オートロックかかっちゃって、ルームキー中に入れてしまって。そこで『何て言ったらいいんだろう』ってなって『ちょっと陸言ってよ!』って言ったら、陸がめちゃペラペラの英語でかっこいいなと思ったんで、英会話行き始めました(笑)」
そんな、あどけなさも残る19歳。11月開幕するFIFAワールドカップカタール大会では日本代表の「トレーニングパートナー」10人に選ばれました。
将来の代表入りを期待されての選出です。岡山の『希望』が「世界の舞台」を体感します。
(ファジアーノ岡山/佐野航大 選手)
「間近で見られるというのはなかなか無いことなので、いいところを見て盗んでっていうのをしたい。また来シーズン、ワールドカップを見て経験して、成長した姿を見せられたらいいなと思います」