地域の見守り活動を楽しみながら続けてもらおうと、高松市林町のサンメッセホールで12日、ボランティアらを対象にした研修会が開かれました。
香川大学教育学部の大久保智生准教授は、「若い世代が防犯活動に関わりにくい。なぜかというとやはり仕事が忙しいから」と現状を指摘し、防犯活動の課題として高齢化と参加者不足を挙げました。
そして4年前に香川大学と香川県警が実用化した防犯ウォーキングアプリ「歩いてミイマイ」を紹介しました。犯罪の可能性がある地点を「見える化」して防犯情報を共有するこのアプリには、ウォーキングでカロリー計算できる機能もあるので、楽しみながら「見守り活動」を続けられます。
大久保准教授は、犯罪をなくしたいという気持ちだけでなく、地域を良くしたいという理想を描くことも「見守り活動」継続のポイントと話していました。