手ぶらで申請できます。高松市中央卸売市場の「うみまち商店街」に、マイナンバーカードの申請会場が期間限定で設けられています。
総務省からの委託を受けた高松市の携帯電話販売店が設置しました。多くの携帯電話販売店が店でマイナンバーカードの申請のサポートをしています。
(宮川周三リポート)
「こちらでの申請に必要なものは特にありません。自分のスマートフォンを使って必要な情報を入力していきます。そのサポートをしてもらうことができるんです。さらに、スマートフォンを持っていない人でも、こちらのタブレット端末を使って申請することができます」
申請にかかる時間は5分から10分程度です。マイナンバーカードの申請は、自宅などから自分1人でもできますが、「方法が分からない」「面倒」などの理由で敬遠する人もいるのが現状です。
そこで、昼食のついでに申請をしてもらおうと、今回の取り組みを支援する高松市が飲食店の並ぶ「うみまち商店街」のスペースを提供しました。しかし……。
(宮川周三リポート)
「受け付け開始から2時間以上が経ちましたが、まだ誰も申請をしていません」
(マイナカードを持っていない人は―)
「(申請について)様子を見ている感じですね。面倒くさいのは面倒くさいなという気がしますね」
(マイナカードを持っている人―)
「(Q.実際作って便利?)今のところは実感がありませんね」
政府は、現在の健康保険証を2024年の秋までに廃止し、マイナンバーカードに一本化することを目指しています。
総務省のまとめによると、10月末時点のマイナンバーカードの普及率は、香川県では50.0%、岡山県では50.4%、全国では51.1%です。
(高松市デジタル戦略課/中濱弓博さん)
「マイナンバーカードを気軽に手ぶらで申請していただきたいと思いこちらに設置しました。マイナンバーカードはこれからのデジタル社会実現のための基盤となるツールですので、より多くの市民の方に取得していただきたいと思っています」
うみまち商店街の申請会場は11月22日、26日、28日、29日にも設置されます。いずれも受け付けは午前11時から午後2時までです。
高松市では、市役所の本庁舎や瓦町フラッグ8階の「市民サービスセンター」などで書類に記入して申請することもできます。