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ウクライナからの避難女性が小学生と交流 文化など伝える 岡山・総社市

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 ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナから岡山県総社市に避難してきた女性が市の小学校を訪れ、子どもたちと交流しました。

 総社市立山手小学校を訪れたのは、ウクライナの首都・キーウから避難し、9月から総社市の職員として働いているチジェンコ・アロナさんです。

 国際交流や平和の大切さを子どもたちに身近に感じてもらおうと、アロナさんは市の小中学校を訪問しています。

 29日は1年生の生活の授業で子どもたちお手製のけん玉や的当てゲームを楽しんでいました。その後、6年生への講演会では、ウクライナの伝統料理や民族衣装といった文化を紹介していました。

 アロナさんはロシアによる軍事侵攻にも触れ、日本語でこう締めくくりました。

(ウクライナから総社市に避難/チジェンコ・アロナさん)
「戦争は建物や街を壊すだけではなく、私たちを友達や家族から引き離し心を壊すものです」

 また、アロナさんが選んだ作品を展示する「1日学校美術館」も開かれました。

 アロナさんはウクライナにいた当時、アートセンターで働くなど、美術の知識が豊富なことから、総社市が所有する美術作品から、ウクライナの国旗に使われている「黄色と青」をテーマに作品を選びました。

 子どもたちは、アロナさんに質問しながら熱心に作品を鑑賞していました。

(児童は―)
「(ウクライナのことは)テレビで戦争をロシアとしているぐらいしか知りませんでした。他の国の歴史や行事とかも知りたい」

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