去年9月、神奈川県相模原市の下水道工事現場で作業員2人が流されて死亡した事故で、避難を呼び掛ける警報の手段を周知していなかったとして、元請け会社と現場監督が書類送検されました。
去年9月19日、相模原市の下水道で耐震化工事をしていた男性作業員2人が流され、6キロほど離れた川で遺体で発見されました。
この事故で相模原労働基準監督署は、現場作業員に避難を呼び掛ける警報の手段を周知していなかったとして、元請け会社の三伸建設と現場監督の40代男性を書類送検しました。
当初はトランシーバーと音が鳴る赤色灯で地下の作業員に危険を知らせる予定でしたが、事故の2日前にトランシーバーに不具合が分かったことから、警報の手段を声掛けに変更していましたが、これを周知していなかったということです。