香川県高松市の多肥・仏生山地区の一部で、住宅街と駅や病院などを結ぶ乗り合いタクシーの試験運行が始まりました。
高松市の乗り合いタクシーの停留所には地元住民ら約50人が集まり、午前9時の試験運行開始を見守りました。
乗り合いタクシーは高松市仏生山町と多肥上町の住宅街を平日に1日4往復します。
停留所は、高松市立みんなの病院やことでん仏生山駅西口など16カ所です。料金は中学生以上は1回200円、小学生以下と障害のある人は1回100円です。利用者の定員は4人です。
今回の試験運行は、運転免許を返納する高齢者がいる中で新たな交通手段がほしいと、地元住民でつくる団体が市の補助金を活用して行ったものです。タクシー会社が赤字になった場合、赤字分を市が負担します。
(地元の住民は―)
「そろそろ80歳で免許を返さないといけないので、ゆくゆくはお世話になると思うので大変いいことだと思う」
(コミュニティバスの運行を実現させる会/上原義和 会長)
「お年寄りが自分の意思で行動できるような助けになればいい」
試験運行は2024年6月までの予定です。利用状況や収支をみながら本格的に運行するか住民側が判断します。