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丹下健三設計の旧香川県立体育館「解体も含めて検討」県教委が早期に方向性提示へ

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 香川県教育委員会は旧県立体育館の今後について、解体も含めて検討し、できるだけ早い段階で方向性を示すとしました。

 旧香川県立体育館は世界的な建築家、丹下健三が設計し、1964年に開館しました。2012年に行われた耐震調査で、老朽化により天井が落下する恐れがあることがわかりました。

 耐震工事の入札を行いましたが不調に終わり、2014年9月に閉館。現在は大型の体育器具などを保管する倉庫として利用しています。

 2021年度、香川県は旧県立体育館の運営について民間事業者からの提案を募集する「サウンディング型市場調査」を行いましたが、運営には県の財政支援が必要となり、公共施設としての活用は難しいという結論に達したということです。

(香川県教育委員会/工代祐司 教育長)
「多額の耐震改修等の費用を投じて他の用途に転用することは現実的ではないことから、県の公共施設としての利活用は難しいものと考えております」

 また、旧県立体育館の前の道路が緊急時の輸送経路に指定されていることもあり、県教委は建物の解体も含め幅広く検討することとしています。

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