香川県宇多津町の小学校で、子どもたちに楽しく食事することを知ってもらおうと、有名シェフが作った給食が提供されました。
子どもたちにプロの味を知ってもらい、食事への関心を高めてもらおうと、宇多津町が主催したものです。「スーパー給食」と名づけ、首都圏のシェフらで作るグループ「ChefooDo」が参加しました。
香川県では初めてで、和食の「銀座ろくさん亭」のシェフ・舘野雄二さんがメニューを考案し、6年生の児童と一緒に食事しました。
食材は全て地元のものを使い、地元のセンターで調理しました。メインデッシュは、瀬戸内海産の魚「ヒラ」に、サツマイモと金時人参、ブロッコリーの3色野菜を黒酢で味付けしたあんがかかっています。
他に、『香川県生まれの「さぬきな」と「小松菜」をかけ合わせた「食べて菜」の胡麻和え』と『鶏と野菜の卵スープ』です。
(質問する児童)
「給食を作るときに、どのような気持ちをこめて作りましたか?」
(銀座ろくさん亭/舘野雄二 シェフ)
「うろこなんてあると、ちょっと食べずらいっていう子がいたりとか、いろいろあるんですね。これじゃ大きすぎるなとか、そういうのを考えながら」
児童は、舘野さんにシェフになった動機や、苦手なトマトを克服する方法など、いろんな質問をしていました。
(児童は―)
「魚は骨が多い料理だったけど、おいしく調理されていました」
「地元の食材がこんなにおいしくなるんだなって知りました」
(銀座ろくさん亭/舘野雄二 シェフ)
「ただ当たり前のように料理があるんじゃないんだよ、このためにはいろんな思いがあって、いろんな人が作っていろんな人が携わっているんだ」