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高松藩初代藩主・松平頼重の誕生400年記念 寺社との関係をテーマにした展示会 高松市

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 高松藩初代藩主・松平頼重は、神や仏に対して信仰心の厚い人でした。そんな頼重と寺や神社との関係をテーマにした展示会が高松市で行われています。

 松平頼重の誕生から400年を記念して開かれたものです。頼重と香川県の寺や神社との関わりを示す像や掛け軸など約40点が展示されています。

 袈裟を着て髪を剃っている頼重の座像「木造龍雲軒源英坐像」(江戸時代)は、頼重が出家した後の姿を模しています。江戸時代は松平家の菩提寺だった高松市の浄願寺にありましたが、今は、頼重の墓がある法然寺に置かれています。

 東かがわ市の白鳥神社に飾られている「額」の原字も展示されています。頼重と交流があった皇族が書いたものです。

 白鳥神社がある辺りは、日本武尊が死後、白鳥に姿を変えて降り立ったという伝説があります。この題字も、どことなく鳥に見えてきませんか……?

 頼重はさぬき市の志度寺のゆかりを記した巻物の修復も手がけました。それまで領主として志度寺に関わっていた生駒家に代わって新たに関係を築く狙いがあったと考えられています。

 讃岐松平家の家宝の刀「太刀 銘 真守造(平安~鎌倉時代)」も3年ぶりに展示されています。武田勝頼、徳川家康を経て御三家・水戸藩の徳川光圀から兄の頼重に譲られた貴重なものです。

 この展示会は香川県立ミュージアムで2023年1月29日まで開かれています。

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